なぜ、そこまでの対策が必要なのか。この対策はどのような効果を狙ったものなのか。少し気になったので調べてみることにした。
「wiki padia」によると、シロサイは主にアフリカ北部に生息している「キタシロサイ」とアプリか南部に生息する「ミナミシロサイ」がいるという。
体格は以下のように大きく、サイの仲間では最大の種であるという。
体長:330〜420cm
尾長:50〜70cm
肩高:150〜190cm
体重:オス2,000〜3,600kg メス1,400〜1,700kg(オスの方が大きい)
寿命:30〜40年
備考:繁殖は胎生で一度に1頭の子供しか出産しない。
飼育されているキタシロサイは世界で8頭だけで、アメリカに2頭、チェコに6頭が飼育されていたが、2000年以降子供は誕生しておらず、絶滅の可能性が最も高い哺乳類の一つといわれている。
なお、角は工芸品や漢方薬の原料として利用され、高値で取引されるため、角目的の乱獲などにより生息数が激減し、現在では野性のキタシロサイは確認されていないという。
つまり、角がなければ密漁者にとってシロサイの価値はないに等しく、逮捕されるリスクを犯してまで捕獲するものではなくなるということになるので、かなり有効な密漁者対策になっていることが分かった。
この記事を読んで、何となく以前流行した「クラウンジュエル」という言葉を思い出した。
「クラウンジュエル」とは敵対的買収に晒された企業が、買収対象の最も魅力的な事業部門や資産、もしくは子会社を第三者に譲渡したり、分社化したりすることによって買収対象の価値を下げ、買収への意欲を減退されたり、買収による損害を最小限にする手法のことで、最終手段として使用されることが多いという。(参考IT用語辞典 e-word)
これは今回のシロサイの角を切り落とす対策に似ているような気がする。ということは、今回の対策は密漁者対策の最終手段ということなのかもしれない。
しかし、角を切り落としてサイに悪影響はないのか。と疑問を感じたけれど、サイの角は髪の毛や爪と同様に新陳代謝によって作られるものらしく、切り落としてもしばらくすると再生するらしいので、少し安心した。
とはいえ、このまま繁殖がうまくいかなければ、いずれキタシロサイは絶滅してしまう。
ところが、キタシロサイの人工繁殖はチェコの動物園で一応成功はしているようだが、確実に成功できるレベルにまで達していない。
今後、野性に近い環境で飼育できる自然保護区で、繁殖についての研究も行われるようだが、現状では繁殖はシロサイにまかせるしかないようだ・・・。
これはどうでもいいことかもしれないが、シロサイという名前は体色が白いことに由来するわけではなく、英語のwide(幅が広い)がwhite(白い)と間違えられた結果として命名された英名(White Rhinoceros)をそのまま訳して、シロサイになったらしい。
同様にクロサイはシロサイと異なるサイということでつけられた名前らしく、体色が黒いからではないという。
まぁ、サイにとってもどうでもいいことだと思うけど。
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